かちがわ通信

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観光協会の民間移行

今日の朝刊に春日井市観光協会が来年から商工会議所に移管される記事が載っていました。観光協会長が市長から会頭になって数年が経ちましたが、事務局自体は市の経済部が担当し、事実上は市の一部署でしたので、どう変わっていくのか楽しみではあります。私自身、会議所の委員長の充て職で一時期副会長を務めていましたが、殆ど会議という会議はなく年に一回総会に出席するだけという状況に、「委員会を作って本腰を入れたら」と提案させてもらい、今の分科会で事業を考えていくという形になりました。しかし、元々観光というDNAがない街ですので工場見学をする産業観光やサボテンのツアーを年に数回開催するだけの寂しい内容・・・もちろんマップも作成しPRには努めていますが、例えば近隣の犬山市のようにお城を中心としてという訳には行きませんので悩ましいところではあります。
さて、観光協会が民間に移行される大きな理由として、市では利益を出す事業を行うことが出来ないというのが一番と書いてありましたが、多分、一部に偏りが出るとクレームが来るのが一番困る部分だと思います。今後は観光協会に会費を払って加入する業者には大手を振って紹介できることになりますので、この部分では一歩前に進めると思います。
また、私は予てから、春日井市の観光は相対的に見ればこれといったモノもなく、他市から人は呼べないと思っています。例えば先ほど書いた産業観光やサボテンのツアーも参加者は殆どが市内の人、これでは観光とは呼べないのではないでしょうか。しかし、春日井市の売りは何といっても、全国どこからでも集まりやすい「交通の至便さ」です。ならば、この優位性を活かし全国から人が呼べるイベントや会議の誘致を行いお金を落としてもらう方が、事業の方向性として正解のような気がします。従って観光協会ではなく、観光コンベンション協会とし、新装なる春日井駅に事務所を置き、この様なイベントや催事、会議等を行う団体、組織に、会場や宿泊、食事、バス等の斡旋を行い、同時に土産物としてのサボテン商品を販売する、これこそ産業の活性化に繋がるのではと思います。この事は機会ある度に、何度も話をしていますが、さてどうなるんでしょうね(笑)