かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

あきんど議連

早稲田商店会の会長で、衆議院議員の安井さんから、今年の3月に発足した、自民党国会議員の先生方による「商店街を蘇えらせる政策行動研究会」(通称:あきんど議連)のホームページが立ち上がったと連絡がありました。「今さら商店街・・」という逆風の中、100名を超える先生方が商店街の衰退に危機感をもち、その再生を真剣に考え、政策に反映しようとする今回のプロジェクトには頭が下がります。また、東海ブロック担当の事務局次長には地元選出の丹羽秀樹議員が就任。中、高校の後輩でもあり、普段から色々とお付き合いのある先生なので、連絡を取り合い相談をしていこうと思っています。

商店街と一口に言っても、東京の商店街と地方の商店街とでは、抱える問題や環境が大きく違っています。特に地方では、郊外型大型商業施設の出店により、中心軸が移動し、新しい街が出来た所ですら、10年後には廃墟になっている可能性があると言われています。「本来あった地域コミュニティの再生を図るためには、商店街の意識改革を促進し新たな道を歩むための施策が必要」とあきんど議連の行動目標に書いてありますが、火種が残っている街はまだ良いのですが、消えてしまっている街に火を点けるのは並大抵のことではありません。

また、昨日、今秋名古屋空港の元国際線ターミナルに出店するユニー(エアポートウォーク名古屋)のテナントリーシングをしている会社から、私のところに出店の打診がありました。「ユニーの出店に大反対してるんだけど・・」と話したら「ああそうなんですか」と、残念そうに電話を切りましたが、テナントも思うようには集まっていないようです。小田井のイオンでも同様の話を聞きました。商店街でも大型店でも大変です。

昨今の原油高からくる物価の高騰は、我々の努力の及ぶ問題ではありません。まさに政治が解決(対処)すべきところだと思いますが、先のサミットでも解決の糸口すら出ませんでした。一部の投機筋の利益のために、世界中の人が苦しんでいる姿は、どう考えても理不尽と思わざるを得ません。

今日もクラブの理事会の後、商店街の仲間と話し込んでいましたが、「市内の建築関係の会社が今年の年末にかけて、半分は潰れる」という人もいるようです。建築関係は裾野が広いだけに、一層景気の後退に拍車がかかりそうですが、将にサバイバルゲームの様相です。「個店」として、また「街」として生き残るためには何をすべきか真剣に考える時期なのかもしれません。