かちがわ通信

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こんにゃくゼリー事故

昨年三月伊勢市で起こった「こんにゃくゼリー事故」の和解協議が成立しそうだと新聞に載っています。この事故は、学童保育所でこんにゃくゼリーを食べた、当時小学一年の児童がのどに詰まらせ死亡したもので、遺族がメーカーと市を相手に損害賠償を求めていました。
この手の商品が原因で起きた事故が、1995年以降11件も多発していたことは、もちろん何らかの原因があったと思われますが、反面、ネットでは、「せめて大きさを今の2分の1、3分の1にするべき」といったメーカー側の対応を批難する意見もあれば、「普通に販売しているゼリーがのどに詰まったからといってメーカーや保育所の責任問題を問うのはいかが」とか「喉に詰まる可能性がない食べ物はあるの」「毎年正月に死者が出る餅はどうなるの」といった意見もあるのはよくわかります。

注目すべきは、和解条項の中にメーカーが今後の新製品開発を中止する項目が、織り込まれたこと。決してメーカーを擁護するつもりはありませんが、企業として生命線である看板商品の開発に、制限が加えられたことには驚きです。訴訟も欧米並みになってきました。

最近、食品に限らずいろんな分野でのトラブルが本当に多くなってきました。日本人のモラルが低くなったのか、何でもクレームを出せば、メーカー(店)は対応せざるを得ない状況に付け込んでのモンスター○○の話を良く聞きます。また、供給するほうも、モラルの欠如か偽装問題など多くの事件が多発しています。

「人天に順(したが)えば、天また人に和す」自分ではどうする事も出来ない事に対し、不平不満を思って暮らすことを戒めた言葉です。その日の天候に感謝するか、不満に思うか。この毎日の心のありようが、自分を変えるためには大切だと教えられました。「雲の如く流れるように生きたい」といつも思っていますが、いつも「そりゃ~あんたには無理!」と、頭を叩く人がいます(笑)

さあ・・うなぎ うなぎ !!