かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

空き店舗対策

商店街の中にある空き店舗を減らすため、市が改装費や家賃に対して補助金を出す制度があります。春日井市では平成9年から今までに約60軒がこの補助金を受け開店。しかし、その約半分が、3年以内に撤退し街の賑わいの創出に寄与していないのが実態です。そこで今年の4月から一部要綱が改正され、金額を入れ替え、今まで改装費、家賃とも単年度で其々二分の一を出していたのを、家賃に限り5年間で10%づつ補助するように変更になりました。(上限金額があります)これで、少しは実態に合わせる事が出来たと思っていますが、その適用範囲(地区)をどう絞るのかで、行政と意見が違っていますので午後からこの打ち合わせに行ってきました。

私が前から言っているのは、大きく言えば、現行の助成制度だと街が散漫になり、「選択と集中」の施策に逆行する事になる為発展会地区は外すべきと言う点。さらにもっと言えば行政のまちづくりに関する考え方が全く見えていない点の二つです。特に後者は、鳥居松への考え方が、市はどうすべきか明確にせず「地元のやる気が肝心」と投げています。もちろん地元のやる気がなければ、いくら行政が笛を吹いてもまちづくりは出来ませんが、少なくとも市の中心市街地の顔をどうするのか・・このアイデアは充分に議論しておく必要があると思います。何も勝川の様に再開発や区画整理事業をやれというのではありません。「金(補助金)があると知恵が引っ込む」と言われているように、金さえ出せば町が出来る訳ではありませんから、無いなら無いなりの考え方って有ると思いますが如何でしょうか。今日の市役所での話でも、どうも議論がかみ合いません。理解をしない私が悪いのかもしれませんがね。